毎月支払うガス代の中で多くを占めているのが、お風呂に入る際に水を沸かすガス代ですよね。
お風呂はシャワーで済ませるといった人や、毎日湯船に浸からないと落ち着かないといった人など、さまざまなタイプがいると思いますが、節約したい人にとって一体どちらの料金が安く済むのでしょうか。
今回はお風呂でシャワーのみを使う場合と、浴槽にお湯をためて入る場合で、どちらの方がよりガス代が安いのかご紹介します。
お風呂にお湯をためるのにかかるガス代は?
まずは、浴槽にお湯をためて入る場合にかかるガス代を計算してみましょう。
業者によって料金は異なりますが、都市ガスの場合、1㎥あたり150円が平均的な従量単価となります。
一般的な浴槽の容量は200Lですので、20℃の水200L分を、発熱量1㎥当たり11,000kcal、熱効率90%で40℃まで温めると仮定して計算します。
20(上げる分の温度)×200(水の量)×0.9(熱効率)÷11,000×150≒49円
以上から、浴槽にお湯をためて入る場合のガス代は、約49円です。
お風呂をシャワーのみにした場合にかかるガス代は?
シャワーは1分あたりに約10Lの水を使用すると言われていますので、使う時間を10分として、先ほどと同じく20℃の水を40℃にして使用する場合を計算します。
20(℃)×100(10Lを10分間使用)×0.9÷11,000×150≒25円
以上から、ガス代は約25円となり、浴槽にお湯をためて入る場合の半分程度になります。
ガス代だけでなく水道代やお風呂を使う家族の人数も考慮して計算すると?
1回あたりのガス代で考えると、湯船に浸かるほうが倍近く高い結果となりました。
しかし水道代も考慮した場合や、一人暮らしではない場合にはどうなるのでしょうか。
水道料金は住んでいる自治体や使用量によって単価が変わりますが、地域と使用量の平均で計算すると、1Lあたり約0.24円です。
したがって、お風呂1回あたりに使う水の量で計算すると
・ お湯をためる場合 200×0.24=48円
・ シャワーのみの場合 100×0.24=24円
となり、こちらもガス代と同様に倍の差がついています。
ただし、シャワーの場合は家族の人数が増えるごとに使う水の量も増えていくため、3人以上の家族の場合は、湯船に入る方が合計金額は安くなると考えられます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、お風呂のガス代はシャワーのみ使用する場合と浴槽にお湯をためて入る場合のどちらが安いのかについて、ご紹介しました。
これから寒さも厳しくなってきて、お湯の設定温度を高くする方もいらっしゃるでしょう。
今回ご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
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