引越しを検討し始めたら、最初に見るのが賃貸物件の広告ではないでしょうか。
広告には家賃や間取りだけでなく、物件に関する様々な情報が掲載されています。
その見方を知っておけば、賃貸選びがスムーズに進みます。
賃貸広告に記載されていること
賃貸広告では、以下の項目を「不動産の表示に関する公正競争規約」に従って記載することが定められています。
・物件の概要(構造、築年数、広さ等)
これらの条件によって賃料が大きく変わります。
鉄筋造や築浅であるほど人気のため、賃料は高くなる傾向にあります。
・周辺環境(最寄駅までの徒歩○分等)
駅や近隣の商業施設まで、徒歩でどのくらいかかるのかが記載されています。
距離でなく所要時間で示されている場合は、分速80m換算が一般的です。
徒歩でどのくらいかはあくまでも目安ですので、実際に自分の足で歩いてみると良いでしょう。
・敷金、礼金、その他一時金
賃貸契約締結時や、契約更新時・退去時に発生する費用です。
・賃料、管理費、共益費等
月々に支払う金額です。
賃貸広告に記載されている敷金と礼金の違い
賃貸契約時にかかるお金の大部分を占めるのが、敷金と礼金です。
異なる呼称が用いられることもあるのですが、それぞれ以下のような性質があります。
・礼金(権利金、償却金等):退去時に返還されない
・敷金(保証金等):退去時に返還される
礼金は文字通り「お礼のお金」としての性格があるため、戻ってきません。
一方の敷金は、退去時の室内の状況や契約内容に応じて返還されます。
また敷引という慣習を持つ地域があります。
敷金のうち、敷引部分は償却されるので返還されません。
もし「敷金2ヶ月(敷引1ヶ月)」となっていれば、「礼金1ヶ月、敷金1ヶ月」とほぼ同じ意味合いです。
・その他一時金
家賃保証会社の利用や、更新料があればその旨が広告に記載されます。
家賃保証会社は賃料の半月〜ひと月分や、金額固定など様々です。
また更新料は、2年ごとに賃料のひと月分などで設定されています。
・敷金礼金ゼロ物件の注意点
最近では敷金礼金ゼロをうたった物件がありますし、初期費用を抑えたい方には特に好まれています。
しかしそれと引き換えに、退去時のハウスクリーニング代や鍵交換費用を別途請求されるなど、結局は敷金礼金あり物件と同様のコストがかかります。
また1年未満の解約では違約金が発生するなど、なんらかの特別な条件が契約に盛り込まれている場合も考えられます。
もちろん余計なコストのかからない物件もありますが、そもそも敷金礼金ゼロ自体の割合が多くありません。
やむを得ない事情がない限りは、初期費用ゼロだけに絞って探すのはおすすめしません。
賃貸広告に記載されているその他のお金
賃料以外にかかるものに、管理費、共益費があります。
もちろんこれらの項目も、広告には記載されています。
月々の支払いはこれらも含まれますから、トータルの金額で比較すると良いでしょう。
諸費用が相場より高い代わりに、充実した共用設備やインターネット無料といったサービスを利用できる物件もあります。
まとめ
賃貸の広告は、見方を知っていれば物件を比較検討する上で役に立ちます。
賃料や初期費用部分に目を奪われがちですが、それ以外の項目にも注目しながら物件を選びましょう。
ミタカホームズでは三鷹駅を中心に様々な賃貸物件を豊富に取り揃えております。
お客様のご希望に沿った物件を提供いたしますので、ぜひミタカホームズまでお気軽にお問い合わせ下さい。