「独立洗面台」という物をご存知でしょうか?
これは、ユニットバスの様な洗面台と浴室が一体化している形式ではなく、洗面所などのスペースに洗面台が独立して設置されていることをいいます。
一人暮らしなどを始める際に賃貸物件を選ぶポイントとして、この独立洗面台が設置されていることを重視する方も多くいらっしゃいますが、この形式はユニットバスとは様々な違いがあり、メリット・デメリットの双方が存在しています。
そこで、ここでは独立洗面台のある賃貸物件を選ぶ際のメリット・デメリットについてご紹介していきます。
独立洗面台のメリット
独立洗面台がある物件のメリットとして、まず収納場所の豊富さが挙げられます。
ユニットバスでは、どうしても洗面台のサイズが小さくなりがちです。
そのため、ドライヤーや洗顔器具のヘアケア・フェイスケア用品の置き場所や買い置きのシャンプーやタオルの収納スペースを確保する事が難しくなり、洗面台として使い辛くなってしまいます。
そのため、独立洗面台が設置されている場合はスペースに余裕ができ、身支度を整える際にも各種道具を利用しやすい、と言う利点が挙げられます。
また、浴槽と近い場所に洗面台が設置されていると湿気などが溜まりやすく、鏡が曇ったりカビが生えやすくなる、といった弊害も生じてきます。
この点でも独立洗面台であれば換気もしやすく、湿気を気にしなくてもすむ点もメリットと言えるでしょう。
このほか、洗顔やシャンプーなどで洗面台を利用するのならば、より大型の洗面台が設置できる独立洗面台の方が適していると言えます。
独立洗面台のデメリット
一般的に賃貸物件は、独立洗面台がある方が5,000~10,000円ほど家賃が高くなる傾向にあります。
おおよその目安となるお部屋の広さのイメージですが、ワンルームの場合、3点ユニット物件で18㎡から22㎡くらい。
洗面ボールが浴室にある2点ユニットバスタイプでバストイレ別となると22㎡から25㎡くらい。
バストイレ別で独立洗面台がある物件となると、25㎡以上30㎡くらいとなります。
これは洗面台を設置するスペースが必要となるため、それに応じて専有面積も広くする必要があるためです。
また、洗面台を設置するスペースにはある程度の広さが必要となるため、結果として生活スペースが狭くなってしまいがちです。
他にも、洗面台も水周りであるため定期的なメンテナンスをする必要がでてきます。
特にシャワー付き洗面台は排水溝などは髪の毛などが詰まりやすく、水漏れの原因となりやすい点にも注意が必要です。
まとめ
独立洗面台の利点はスペースを広く使えることと、身支度のしやすさにあると言えます。
反面、デメリットとしては賃貸物件などでは家賃が高くなることや、メンテナンスが必要になることもあります。
このメリットとデメリットを考え、ご自身のライフスタイルにあった賃貸物件を選ぶようにしてください。
ミタカホームズでは、多くの賃貸物件をご紹介しております。