【賃貸物件を引っ越し退去をすることが決まった際の注意点】
ポイント1 引っ越しをすることを決めたらまずは「賃貸借契約書」を確認し、
解約通知の方法を確認する。
ほとんどの賃貸物件の場合、「1か月前解約予告」が多い。
1ヶ月解約予告を指定の解約通知書で出す必要がある場合があるので、必ず
物件の管理会社(元付け会社)に確認の連絡をする。
解約通知書には、原則「解約通知日」「解約日」「引っ越し日時」
「引っ越し先の住所と連絡先」「解約立ち合い日時」「敷金返金先の振込先口座」
などを書く必要がある。
この時に、まだ引っ越し先住所が決まっていない場合でも、まずは「1か月前解約などの
解約日を決めるため」「引っ越し先は現在未定、後日連絡します」と記載して「解約通知
書」をまずは管理会社もしくは元付け仲介会社に提出をする必要があります。
室内の天井照明などで入居後に取り付けた者があったり、それを残置していきたい場合など
は、解約の通知の際に連絡をする際に一緒に、おいていってよいか確認をしておきましょ
う。
ポイント2 引っ越し業者の選定は、ネットで比較サイトなどを使用して見積もりを数社からとる方法も
ありますが、不動産業者の店頭に引っ越し業者が割引チケットを置いているところが多い
ですが、この「不動産業者においてある割引チケット」を使って自分で3社程度に電話して
見積もりを取り比較するのが一番割引率が良い方法で、安く引っ越しができる方法です。
パンフレットを置いてある不動産業者には、引っ越しが成約となった場合「引っ越しの規模
」にもよりますが、「数千円程度くらいのマージン」が支払われますが、それを含めても
ネットで見積もりを取って依頼するより安く引っ越しができるのは不思議ですが事実です。
弊社では、全国区で引っ越しを取り扱っている引っ越し業者の中でも「アーク引越センタ
ー」さんが今までクレームも一つもなく喜ばれておりますのでお勧めです。
アートさんやサカイさんより比較的安価でサービスもよく、電話対応や引っ越し時の対応も
よいので私は個人的に好きです。
ポイント3 J-COMやインターネットなどの利用されている方は、リースやレンタルをしている
「チューナーやモデムなどの通信機器」を退去までに取りに来てもらうか郵送で返却を
する必要があるため、早めに解約の連絡をしておくと良いです。
ポイント4 スマホで「郵送物の転送サービス」と検索をすると、「郵便物の転居先への転送サービス」
を依頼することができます。(無料)郵便局に行くと、転送手続き用の専用はがきがおいて
あるので、それを使ってポストに投函しても転送手続きはできます。但し、転送をしてくれ
つのは、「郵便物」だけで、「会報」「カード会社などの請求書」などは個別に転居の届
けの連絡をしないと転居先には届きませんので注意が必要です。
ポイント5 電気ガス水道のライフラインの使用停止手続きの連絡も早めに入れておいてください。
オートロックマンションで管理人が常駐していないような場合、検針や使用停止措置を
マンション内に入ってするために、立ち合いが必要な場合もあるため、各ライフライン会社
に、事前に確認も必要です。退去時チェックの際に「電気がつかない」状況だと
照明の点灯チェックや換気扇やIHクッキングヒーターやエアコンなどの動作チェックが
できないため、立ち合い日当日まで電気や水道が使える状況にしておいてください。
ポイント6 退去時の立会いは、「すべての室内の荷物を出して空室」になってから行います。
お掃除についても、埃だらけのお部屋より雑巾がけレベルまではしておいた方が
退去立ち合いも見やすく、早く終わりますし、心象もよくなります。
ポイント7 退去立ち合いの際に、室内の不具合がる部分や、自分のせいで壊してしまったような部分
がある場合は、素直に申告をした方が良いです。黙っていてもプロが見ればすぐにわか
ります。
ポイント8 鍵の返却について 自分で入居中に作ったコピーカギも含め、お部屋の鍵は全部立ち合い
の際に、立ち合い担当者へ返却をしてください。
ポイント9 立ち合いの際に、自分の負担部分の原状回復内容を必ず確認し、損傷個所の修復等を言わ
れた場合自分でもその部分の写真は撮っておいて精算が終わるまで取っておきましょう。
ポイント10 原状回復とは新品に戻すという意味ではありません。お部屋を借りていた期間にもよ
りますし、(例えば新品の壁クロスも6年で1円の価値に)、自分で壊してしまった部分は
壊れていなかったときの状態に直す必要があるということになります。
普通に使用していて汚れた経年劣化に関しては入居者の責任にはなりませんが、傷をつ
けたり、剥がしてしまったり、壊してしまったものは修理代を請求されます。穴をあけた
壁には穴埋めも必要です。近頃は、壁に開いてしまった虫ピンの小さな穴などは、専用の
修復財がホームセンターなどで売っているので腕に自信がある人は自分で穴埋めをして
おくと良いでしょう。
ポイント11 ゴミ出しについて 引っ越しの日にいっぺんに全部のゴミを出すことはできません。
必ず前もって該当エリアの指定ゴミ出し日に指示に従って捨てていくように段取りを
組みましょう。特に粗大ごみがある場合は、解約通知を出すタイミングで役所や管理人
さんなどに確認し、早めに段取りをしていきましょう。
といった感じです。
一つ言えることは、物件の管理会社・貸主・物元不動産会社に解約して引っ越しをすることが決まり次第
なるべく早めにまずは相談し連絡をすること。
これに限ります。
引っ越し・解約を決められましたら、1か月前とは言わずなるべく早くにご相談ください。
ミタカホームズ 賃貸 退去立ち合い担当 平林 亮